無料配布ゴールドEAのパラメーター設定について

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ナンピンマーチンEAの無料配布

当サイトでは、ナンピンマーチンEAを無料配布しています。

このEAについては、具体的なロジックを完全公開しています。

また、このEAによる損益シミュレーション結果も公開しています。

EAのパラメーター設定

この記事では、配布中のナンピンマーチンEAにおけるパラメーターの設定について解説しています。

初期設定

EAをダウンロードすると、初期設定では以下のようになっています。

こちらは「model101」の設定ですが、各パラメーターを変更することで、モデルの変更が可能です。

各パラメーターの説明

EAの「パラメーターの入力」について一つずつ説明していきます。

初期lot

最初のポジションのlot数の設定です。スタンダード口座であっても、マイクロ口座であっても、設定したいlotをそのまま設定してください。

このサイトの損益シミュレーションは、XMのスタンダード口座で初期lotは0.01という設定になっています。

例えば、2022年10月6日(木)のmodel001の1日の損益は以下の通りです。

pos. profit DD
model001 6 20,218 円 -17,156 円

スタンダード口座の0.01lotでprofitが20,218円、DDが-17,156円ということなので、以下のように読み替え可能です。

lot pos. profit DD
Standard口座 0.01 6 20,218 円 -17,156 円
Standard口座 0.02 6 40,436 円 -34,312 円
Micro口座 0.10 6 2,022 円 -1,716 円
Micro口座 0.01 6 202 円 -172 円

もちろん厳密には誤差等生じるかと思いますが、損益シミュレーションとして利益/含み損の目安を確認する上では有用です。

ナンピン幅

最小単位を1とした数値でナンピン幅を設定します。

例えば、XMのGOLD(XAU/USD)は、1792.67等の値を取りますが、小数点第2位までですので、0.01が最小単位です。

つまり、ナンピン幅200と設定すれば、2.00の価格幅でナンピンを行います。最初のbuyポジションが1792.67であれば、次のナンピンポジションは1790.67あたりになるということです。(微妙に誤差は生じます。)

lotパターン

1と設定すると「A:マーチンゲール法(倍率1.5倍)」、
2と設定すると「B:ココモ法」です。

詳しくはロジックを説明している記事のマーチン倍率(lotパターン)をご確認ください。

利益目標

持っているポジションについて、含み益がいくらになったらポジションをクローズしに行くか、という設定です。JPY口座を前提とした設計ですので、円単位で入力してください。

初期値は148円になっていますが、これは、スタンダード口座、初期lot0.01で、GOLDの価格幅1.00の利益額が148円という前提での設定になります。

この148円という値は日々変動しますので、最新の状態を確認して設定するのが良いです。

それには、以下の「FXピップ値計算ツール」というのを用います。

例えば、スタンダード口座、0.01lotであれば、以下のように入力します。

計算するをクリックして出力されるピップ値(JPY)を10倍した値が、現在のGOLDの価格幅1.00の利益額です。

この例ですと、14.54×10=145.4円です。

利益目標に145.4と、円未満端数を持った状態で入力しても問題ありません。

ただし、1日の中でも微妙に変動するような値ですので、この場合は145.0と入力しても良いです。

また、初期値は143.0ですが、2~3円程度の差は、EAのパフォーマンスに大きな影響は与えないと思われるので、この場合は初期値のままでもOKです。お好みで設定ください。

初期lotを変更した場合の計算例も提示しておきます。

スタンダード口座、初期lot:0.02

29.08×10=290.8円
マイクロ口座、初期lot:0.10

1.45×10=14.5円
マイクロ口座の場合は、最小単位の数値がかなり小さくなるので、ナンピンを重ねてlot数が大きくなった時の利益目標に大きく差が出てしまう可能性があります。
それが気になる場合は、ピップ値計算ツールではスタンダード口座で計算し、出力結果を1/100としてください。
この場合、スタンダード口座、初期lot:0.10の出力結果が、145.39ですので、
145.39×10=1,453.9円 → 1,453.9×1/100=14.539円
マイクロ口座、初期lot:0.01

0.15×10=1.5円
マイクロ口座の場合は、最小単位の数値がかなり小さくなるので、ナンピンを重ねてlot数が大きくなった時の利益目標に大きく差が出てしまう可能性があります。
それが気になる場合は、ピップ値計算ツールではスタンダード口座で計算し、出力結果を1/100としてください。
この場合、スタンダード口座、初期lot:0.01の出力結果が、14.54ですので、
14.54×10=145.4円 → 145.4×1/100=1.454円
となります。

利確パターン

上記利益目標は、ポジション数が1の時の利益目標です。このEAは、ポジション数が増えると、利益目標もそれに合わせて引き上げていくというロジックになっています。

その利益目標の引き上げ方のパターンが利確パターンです。

1と設定すると「1ポジションあたり」、
2と設定すると「初期lotあたり」になります。

詳しくはロジックを説明している記事の利確目標をご確認ください。

最大ナンピン数

ナンピンを行う数に制限を行う設定です。最初のポジションはナンピン数に含まれません。

例えば、最大ナンピン数を3と設定すると、最初のポジションの後に3回までナンピンを行うので、最大ポジション数は4となります。

初期値は100で設定してあります。バックテストでも100まで到達はしていないので、無限ナンピンとほぼ同等です。

許容スプレッド

こちらはナンピン幅と同じで、最小単位を1とした数値で設定します。

初期値は45です。これは、スプレッドが0.45以上の時は取引を行わない、という設定になります。

XMの公式によると、GOLDの平均スプレッドは0.35です。通常時であれば、取引時間終了直前等以外はスプレッドが0.45を超えることは稀で、取引制限はかからないことが多いです。

マジックナンバー

マジックナンバーとは、MT4の注文がどのEA・ロジックから実行されたかを識別するための番号です。

複数のEAやロジックを組み合わせたりする際には考慮する必要がありますが、このEAにおいては初期値のままで特に問題ありません。

エントリー時間制限

trueと設定すると「エントリー時間制限あり」、
falseと設定すると「エントリー時間制限なし」になります。

エントリー時間制限なしは、いわゆるフル稼働です。XMのGOLDの取引時間内であれば、ロジック通り最初のポジションを取って、注文を続けます。

エントリー時間制限ありの場合は、エントリー時間内に限り最初のポジションを取って、ナンピンロジックを実施します。

エントリー時間の設定は、次のエントリー開始時間とエントリー終了時間で行います。

エントリー開始時間

初期値は、02:00です。
日本時間では、夏時間の場合は午前8時、冬時間の場合は午前9時に対応します。

ここでの時間は、XMのキプロス時間で設定します。
ゴールド(XAU/USD)の取引時間は、
キプロス時間では、1:05~23:55(金曜日のみ23:50閉場)です。
日本時間(夏時間)では、7:05~翌日5:55(金曜日のみ翌日5:50)です。
日本時間(冬時間)では、8:05~翌日6:55(金曜日のみ翌日6:50)です。
エントリー時間制限をtrueにしている場合のみ有効で、falseにしている場合は何を入力しても変わりません。

エントリー終了時間

初期値は、10:00です。
日本時間では、夏時間の場合は午後4時、冬時間の場合は午後5時に対応します。

初期値の02:00〜10:00というのは、日本時間の8〜16時または9〜17時という東京時間とも呼ばれる時間帯を表します。

エントリー時間制限をtrueにしている場合のみ有効で、falseにしている場合は何を入力しても変わりません。

強制クローズ

エントリー終了時間のタイミングで、ポジションを強制的にクローズするかを設定するパラメーターです。

trueと設定すると「強制クローズあり」、
falseと設定すると「強制クローズなし」になります。

強制クローズありの場合、エントリー終了時間のタイミングでポジションがなくなるので、エントリー時間外でポジションを持つことはありません。

強制クローズなしの場合、エントリー終了時間以降に新規ポジションは取りませんが、その時点のポジションは持ち越し、一度利確するまでナンピンも継続します。buyポジション側、sellポジション側それぞれで利確が終了すればポジションはなくなり、次のエントリー開始時間までポジションを持つことはありません。

ナンピンマーチンEAのモデル設定

さて、ここまでは配布中のナンピンマーチンEAのパラメーターについて説明してきました。

次にパラメーターの設定を組み合わせて、モデルを設計します。

このサイトの損益データ分析記事では、32種類のモデルを設計して損益シミュレーションを行なっています。

各モデルのパラメーター設定については、以下の記事をご確認ください。

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