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XMTradingの新しい口座「KIWAMI極」とスタンダード口座で、利益にどれくらいの差が出るのか検証

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XMTrading(エックスエム)では、KIWAMI極口座が2022/10/26(水)に新設されました。

このKIWAMI口座は、スタンダード口座よりもスプレッドが狭いのに、ゼロ口座(Zero口座)のように取引手数料はかからないという特徴を持っています。

普通に考えるとキワミ口座の方がスタンダード口座よりも明らかに有利です。そこで今回は、スタンダード口座と極み口座で利益にどれくらいの差が生じてくるのか、というのを検証してみます。

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損益シミュレーション前提

取引対象

取引対象は、GOLD(XAUUSD)とします。

Standard口座では「GOLD」、KIWAMI極口座では、「GOLD#」というシンボル名になります。

ティックデータ

データは、XMTradingのティックデータを使用します。ティックデータというのは、価格変動履歴の詳細データです。1秒未満の数値を持っていますので、かなり正確にバックテストを行うことが可能です。

ティックデータは、以下のように、MT5から取り出すことができます。サンプルとして6ティックのみそれぞれの口座から取り出してみました。

ティック例:Standard口座(GOLD)

ティック例:KIWAMI極口座(GLOD#)

売気配(Bid)というのは、売り注文をする際の価格、買気配(Ask)というのは、買い注文をする際の価格、買気配(Ask)と売気配(Bid)の差が、いわゆるスプレッドです。

ご覧になってわかるように、例えば一番上のティックであれば、スタンダード口座(GOLD)は、スプレッドが0.29なのに対し、KIWAMI極口座(GOLD#)は、0.12です。

ちなみに2022/10/28(金)の1日の平均スプレッドは、スタンダード口座(GOLD)は0.30、KIWAMI極口座(GOLD#)は、0.13でした。

この実績だけでも、確かにスプレッドが小さくなっていることがわかります。

損益検証に使うEAのモデル

以下のようなナンピンマーチンEAの1日完結型モデルを使用します。

レバレッジ 1,000倍(Standard口座、KIWAMI極口座どちらも可能)
初期lot 0.01lot
エントリー 稼働時間内であればすぐに新規ポジションを取る
ナンピン幅 最低価格変動0.01に対して、価格幅2.00
マーチン倍率 マーチンゲール法(倍率1.5倍)
利確目標 1ポジション当たり147円(ロット数0.01で価格幅1.00の利益が147円の想定)
稼働時間 1:05~23:49(ただし、10/31~11/4は、0:05~22:49)
強制クローズ 23:49(10/31~11/4は、22:49)時点で持っているポジションを全てクローズ

損益シミュレーション結果

KIWAMI極口座の完全なティックデータが取得可能な2022/10/27(木)から始めます。

2022/10/27(木)から2022/11/18(金)までの累計損益比較

  • pos.:対象期間の最大ポジション数
  • DD:対象期間の最大含み損
  • profit:対象期間の損益合計
口座 pos. DD profit
Standard 19 -5,066,208 447,284
KIWAMI 15 -1,195,948 454,127
対象期間の累計損益で比較です。2022/11/7(月)までは予想通り(想定通り)、KIWAMI極口座の方が利益が大きく伸ばしていたのですが、2022/11/8(火)に異変が起きました。GOLDの相場が大きく動き、ポジションが大きく積み上がったのです。詳しくは後に続く日別損益比較でご確認ください。
ただし、その後は再びKIWAMI極口座の方が利益を伸ばしてきています。そして2022/11/18(金)には、再び累計損益でスタンダード口座を上回りました。
ナンピンマーチンEAにおいては、含み損(DD)がどれくらい膨らんでしまうかというのがポイントになってきますが、現段階ではKIWAMI極口座とStandard口座で大きな差が出ている結果になっています。これも、2022/11/8(火)のせいです。Standard口座は、この日に大きな含み損を抱える結果になりました。詳しくは後に続く日別損益比較でご確認ください。

2022/10/27(木)から2022/11/18(金)までの日別損益比較

損益(profit)と最大含み損(DD)を1日単位に分けて見てみます。

損益(profit)比較

※それぞれの数値をクリックすると、1日の詳細データ記事に飛びます。
date Standard KIWAMI
2022/10/27(木) 22,304 36,229
2022/10/28(金) 22,998 25,572
2022/10/31(月) 9,160 9,775
2022/11/1(火) 18,814 21,515
2022/11/2(水) 42,835 43,016
2022/11/3(木) 22,935 25,702
2022/11/4(金) 3,275 10,671
2022/11/7(月) 16,356 17,697
2022/11/8(火) 123,898 46,765
2022/11/9(水) 22,440 26,139
2022/11/10(木) 26,481 47,929
2022/11/11(金) 22,865 31,400
2022/11/14(月) 17,613 19,882
2022/11/15(火) 33,289 39,596
2022/11/16(水) 19,560 19,475
2022/11/17(木) 15,068 18,241
2022/11/18(金) 7,393 14,523
1日単位の損益比較で見ても、2022/11/7(月)まではKIWAMI極口座の方が常に上回っていました。2022/11/8(火)に関しては、Standard口座の方が利益がかなり大きくなっていますが、これは、KIWAMI極口座はポジション数が15までしか行かなかったのに対し、Standard口座は19までポジション数が積み重なったからです。このEAではポジション数が積み重なるほど利益を確保するようなロジックになっているので、Standard口座の方が大幅に利益が大きくなっています。その後、2022/11/9(水)以降は、再びKIWAMI極口座の方が利益を積み重ねていっています。

最大含み損(DD)比較

※それぞれの数値をクリックすると、1日の詳細データ記事に飛びます。
date Standard KIWAMI
pos. DD pos. DD
2022/10/27(木) 5 -11,926 5 -11,842
2022/10/28(金) 10 -112,093 10 -99,726
2022/10/31(月) 5 -7,681 5 -7,820
2022/11/1(火) 7 -34,430 8 -38,208
2022/11/2(水) 11 -176,729 11 -176,329
2022/11/3(木) 10 -107,094 11 -194,722
2022/11/4(金) 10 -141,564 10 -150,247
2022/11/7(月) 7 -24,850 7 -26,003
2022/11/8(火) 19 -5,066,208 15 -1,195,948
2022/11/9(水) 8 -43,012 8 -38,208
2022/11/10(木) 7 -71,682 9 -144,644
2022/11/11(金) 8 -63,792 7 -37,456
2022/11/14(月) 8 -56,642 6 -20,643
2022/11/15(火) 8 -52,173 8 -52,620
2022/11/16(水) 7 -24,130 7 -24,130
2022/11/17(木) 7 -30,541 7 -28,596
2022/11/18(金) 7 -32,053 7 -30,109
最大含み損比較の方はというと、少し微妙な結果が出ています。ティックの差でポジションの持ち方に違いが出たせいか、スタンダードとキワミで最大ポジション数に差が出て、その分キワミ口座の方が最大含み損が大きくなってしまったケースもあるように見受けられます。
そして、最大のポイントは、2022/11/8(火)ですね。ポジション数にかなりの差が出ていて、含み損もスタンダード口座は500万円超え、一方のキワミ口座は119万円程度におさまっていて、パフォーマンスに大きな差が出ています。後ほどピックアップ比較で見てみます。

ピックアップ比較

ここでは、特定の時間帯をピックアップして比較してみます。

2022/11/1(火) 9:30~15:30頃

まずはKIWAMI極口座の方が少し含み損が膨らんでしまった2022/11/1(火)について取り上げます。

スタンダード口座(sell_set_6)

スタンダード口座の方は、9:37~14:17にかけて合計7つのポジションを取り、15:29にクローズしました。
エントリー注文
time lot sell ave. order DD
9:37 0.01 1643.46 1643.46 1
10:00 0.02 1645.52 1644.83 2
10:05 0.03 1647.57 1646.20 3
11:47 0.05 1649.72 1647.80 4
12:23 0.08 1651.77 1649.47 5
13:25 0.12 1653.84 1651.16 6
14:17 0.18 1655.89 1652.90 7 -30,973
クローズ注文
time lot ave. close profit
15:29 0.49 1652.90 1652.74 1,152

KIWAMI極口座(sell_set_8)

KIWAMI極口座の方は、9:44~14:21にかけて合計8つのポジションを取り、14:34にクローズしました。
エントリー注文
time lot sell ave. order DD
9:44 0.01 1642.70 1642.70 1
9:58 0.02 1644.71 1644.04 2
10:02 0.03 1646.74 1645.39 3
11:40 0.05 1648.75 1646.92 4
12:01 0.08 1650.84 1648.57 5
12:26 0.12 1652.87 1650.23 6
13:31 0.18 1654.90 1651.95 7
14:21 0.27 1656.91 1653.71 8 -38,208
クローズ注文
time lot ave. close profit
14:34 0.76 1653.71 1653.51 2,234
上記詳細を見比べてみるとわかるのですが、スタンダード口座の方は、最初のsellポジションが1643.45、一方のKIWAMI口座の方は、最初のsellポジションが1642.70ということで、KIWAMI極口座の方が少し下の価格からsellポジションを持ち始めています。
この結果、上昇のトレンドの最後の方にKIWAMI極口座の方は8ポジション目を持ちますが、スタンダード口座の方は8ポジション目まで価格は上がらずに7ポジションのまま、ということになります。
結果的にその後は価格が下落し、8ポジション目まで持っていたKIWAMI極口座の方がスタンダード口座よりも約1時間早く14:34にクローズしています。また、1セットあたりの利益もポジションを多く持った分だけ大きくなっています。

参考までに、1日の全てのトレード結果は、以下の記事で確認することが可能です。

2022/11/8(火) 9:30~15:30頃

次に、スタンダード口座とKIWAMI極口座で損益、含み損ともに大きな差が生じた2022/11/8(火)について取り上げます。

スタンダード口座(sell_set_13)

グラフがよくわからない程の状態になってしまっていますが、スタンダード口座の方は、11:03~17:20にかけて合計で19というかなりのポジションを積み重ね、17:22にクローズしました。
エントリー注文
time lot sell ave. order DD
11:03 0.01 1665.14 1665.14 1
11:19 0.02 1667.16 1666.49 2
11:31 0.03 1669.17 1667.83 3
11:40 0.05 1671.18 1669.35 4
15:20 0.08 1673.27 1671.00 5
16:25 0.12 1675.29 1672.66 6
16:45 0.18 1677.38 1674.39 7
16:56 0.27 1679.46 1676.19 8
17:08 0.41 1681.47 1678.04 9
17:08 0.62 1684.59 1680.31 10
17:09 0.93 1686.93 1682.57 11
17:09 1.40 1689.56 1684.95 12
17:09 2.10 1694.38 1688.13 13
17:10 3.15 1696.59 1690.97 14
17:14 4.73 1699.90 1693.97 15
17:16 7.10 1702.15 1696.71 16
17:18 10.65 1704.22 1699.22 17
17:19 15.98 1706.24 1701.57 18
17:20 23.97 1708.26 1703.80 19 -5,066,208
クローズ注文
time lot ave. close profit
17:22 71.80 1703.80 1703.70 105,546
19ものポジションを積み重ねたので、利益は10万円越えととても大きなものになっています。ただし、総lot数は71.80、利確幅はたったの0.10です。

KIWAMI極口座(sell_set_18)

一方のKIWAMI極口座の方は、最初のポジションが15:34になっています。これは、11時から持っていたポジションを、このタイミングで一度クローズ出来ていたことがわかります。つまり、後半の動きはほとんど変わらないのですが、一方的な動きに突入する前にポジションをある程度整理出来ていて、少ないポジション数で臨めた、というのが大きな差になったようです。
エントリー注文
time lot sell ave. order DD
15:34 0.01 1672.68 1672.68 1
16:19 0.02 1674.72 1674.04 2
16:27 0.03 1676.78 1675.41 3
16:52 0.05 1678.80 1676.95 4
17:08 0.08 1680.81 1678.58 5
17:08 0.12 1684.69 1680.95 6
17:09 0.18 1687.03 1683.18 7
17:09 0.27 1689.66 1685.48 8
17:09 0.41 1694.45 1688.62 9
17:10 0.62 1696.56 1691.37 10
17:14 0.93 1698.62 1693.85 11
17:16 1.40 1700.76 1696.20 12
17:17 2.10 1702.81 1698.43 13
17:19 3.15 1704.94 1700.62 14
17:19 4.73 1707.18 1702.82 15 -1,195,948
クローズ注文
time lot ave. close profit
17:22 14.10 1702.82 1702.72 20,727
こちらも利確幅は0.10なのですが、総lot数が14.10とスタンダード口座より控えめなので、利益も2万円程度となっています。この差が、1日の利益合計の差に直接影響していますね。

参考までに、1日の全てのトレード結果は、以下の記事で確認することが可能です。

まとめ

以上、XMTradingの新口座「 KIWAMI極口座」について損益シミュレーションでスタンダード口座との比較検証を行なってみました。

やはり、KIWAMI極口座の方がスタンダード口座よりも総合的に有利というのが検証結果からも出ています。(前提条件から明かに有利なはずだったわけですが)

スプレッドが小さい分、少しの戻しでポジションをクローズして逃げ切りやすいというナンピンマーチンEAにとっても望ましい口座であることがよくわかりました。

なお、KIWAMI極口座についてのより詳細な情報は、XM公式の以下のページをご確認ください。

KIWAMI極口座をデモ口座で体験

XMTradingでは、KIWAMI極口座をデモ口座で体験してみることが可能になっています。詳しくは以下の記事をご確認ください。

KIWAMI極口座の開設方法

以下のリンクからXMTradingのKIWAMI極口座を開設できます。

既にXMのリアル口座をお持ちの場合は、上記リンクの「+追加口座開設」から、追加口座を開設してください。
口座タイプの選択で以下の通り、
「XMTrading KIWAMI極(1ロット=100,000)」
を選択します。
口座開設方法については、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
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